鮎ノ瀬橋, 熊本県山都町にある橋
鮎之瀬橋は、緑川の渓谷をV字型のコンクリート橋脚で渡る構造物です。橋は水面から約140メートルの高さにあり、急峻な山あいの谷の両側を結んでいます。
建設は1993年に始まり、約6年かけて完成しました。この橋は熊本地方の遠く離れた農村部を結び、以前は行き来が難しかった地域へのアクセスを改善しました。
設計者の三子・美代子は、橋の構造に直線と曲線を取り入れ、日本の建築における山や谷の自然景観を反映させました。
渓谷の両側には展望台が設けられ、橋と渓谷をさまざまな角度から写真に収めることができます。これらの展望台からは、周囲の景色の中に橋をはっきりと見渡せます。
この橋は3径間のプレストレストコンクリート構造で、V字型の橋脚を通して一つのまとまった形として流れています。この工学的な手法により、構造の移り変わりがなめらかで、展望台から見ると視覚的に際立って見えます。