中田横穴, いわき市にある遺跡
中田横穴は、夏井川近くの凝灰岩の丘に掘られた五つの玄室を三列に並べた構造です。玄室からは、刀、銅鐸、甲冑の破片、玉、勾玉、須恵器などが見つかっています。
この墓地は6世紀のもので、1969年の道路工事中に発見されました。玄室の壁には赤い顔料で描かれた幾何学模様が施されています。
玄室の中の武器や銅鐸、甲冑の破片、装飾品は、古代日本の葬送儀礼を反映しています。これらの品々は、埋葬された人々の社会的地位や信仰を示しています。
いわき市考古資料館では、この遺跡から出土した品々を展示し、発掘や発見についての解説も行っています。展示資料を通じて、当時の葬制や暮らしについて学ぶことができます。
一つの玄室は、壁に赤と白の三角形が連続して描かれていることで際立っています。このような彩色された墓壁は、日本でも当時のものとしては珍しい例です。