風の電話, 大槌町にある追悼用電話ボックス
大槌の風の電話は、ガラス張りの小さな白い電話ボックスで、大槌町の海岸沿いの丘の中腹にあります。中には黒いダイヤル式電話が金属製の棚の上に置かれ、隣には訪問者がメッセージを書き留めるノートがあります。
佐々木格さんは、家族を失った後、個人的に悲しみを乗り越える場所として、2010年に自宅の敷地内にこの電話ボックスを建てました。2011年の地震と津波で大槌が大きな被害を受けた後、何千人もの人々が悲しみを乗り越えるためにここを訪れました。
この電話ボックスは、まるで本当の会話のように死者に語りかける静かな場所です。多くの人が手書きのメモや小さな私物を、中にあるノートに残します。
この電話ボックスは大槌の端の丘の中腹にあり、釜石駅から車かタクシーで行くのが最も便利です。海岸沿いの天候は急変することがあるので、重ね着できる服装を持参してください。
この電話は接続されていませんが、多くの訪問者は、電話に向かって話すことが本当の会話のように感じられると言います。周囲の丘を吹き抜ける風がこの場所の名前の由来であり、言葉がどこかへ運ばれていく感覚を強めています。