Wleń Castle, ポーランド、ウプキにあるゴシック様式の城跡
ヴレン城は、ポーランド南西部のシレジア地方、ボブル川の谷を見下ろす丘の上に立つゴシック様式の廃墟です。石壁の一部と塔の遺構が今も残っており、中世の要塞の元の配置をはっきりと感じ取ることができます。
この要塞は、12世紀初頭にポーランドの統治者ボレスワフ3世によって、ボヘミアに対する国境防衛のために建設されました。その後何世紀にもわたって何度も支配者が変わり、度重なる紛争の末に廃墟となりました。
城跡の中にある礼拝堂は、今も立っていて訪れることができる数少ない部分の一つです。この場所は単なる軍事的な拠点ではなく、要塞の壁の中で宗教生活の場でもあったことを示しています。
廃墟へは、ヴレンの町から印のある道を歩いて行きます。起伏のある地形なので、歩きやすい靴がおすすめです。敷地の一部はでこぼこしていたり、落ちた石でふさがれていたりするので、整備された道から外れないようにしましょう。
礼拝堂の壁から採取した石灰モルタルの実験室分析により、建築材料が敷地のすぐ周辺から採れたものであることが判明しました。これは、中世の工人が建設中に地元の材料をどのように調達し使用したかを、まれに直接うかがい知ることができるものです。