Nell Gwynn House, ロンドン・チェルシーにあるアール・デコ様式の集合住宅
ネル・グウィン・ハウスは、チェルシーのスローン・アベニューに建つ10階建ての集合住宅で、特徴的なW字型の平面を持ち、約430の住戸があります。ファサードにはアール・デコ様式の幾何学模様が施され、通りに面した建物の印象的な表情を作り出しています。
建築家G・ケイ・グリーンは1937年にこの集合住宅を設計し、建築様式にエジプト、アステカ、マヤに触発された要素を取り入れました。こうした様式の融合により、この建物は当時のロンドンにおけるアール・デコの多様性を示す注目すべき例となりました。
この建物は17世紀の女優エレノア・グウィンにちなんで名付けられ、その名前の中に彼女の物語を宿しています。歴史上の人物と現代の建物とのこのつながりは、入口の彫像を通じて住民や訪問者が感じ取れる物語性をこの場所に与えています。
この建物には24時間のコンシェルジュサービスがあり、レストラン、美術館、ショッピングエリアへ直接アクセスできる中心的な場所に位置しています。訪問者は徒歩で近隣を簡単に探索でき、ここからロンドン中心部の多くの人気スポットへの迅速な接続を利用できます。
入り口の上の彫像は女優エレノア・グウィンをキング・チャールズ・スパニエルとともに描いており、ロンドンで王の愛人の彫像としては唯一のものです。この珍しい記念碑は、市内の建築にこれほど直接的な形で保存されることがめったにない歴史を持つ女性を記念しています。