タマン・サリ, インドネシア、ジョグジャカルタにある王宮複合施設
タマン・サリは、複数の建物、水浴場、地下通路、人工湖、そしてそれらを結ぶ橋が敷地全体に配置された大規模な王宮複合施設です。その配置からは、さまざまな機能を持つ区域と水回りの設備が慎重に計画されたことがうかがえます。
1750年代後半から、1700年代の統治者によって建設が始められたこの複合施設は、娯楽のための宮殿であると同時に、防御のための要塞としての役割も果たしていました。その設計は、当時の軍事的・芸術的関心を反映しています。
この場所には、ポルトガルとジャワの建築様式が融合した様子が随所に見られ、宮廷の生活のあり方を反映しています。場所ごとに、誰がどこで過ごし、それぞれの区域が日々の活動の中でどのような役割を担っていたかを示しています。
敷地の大部分はつながっており、道もはっきりと示されているので、歩いて見て回るのに適しています。午前中の早い時間に訪れると、混雑が少なく、写真を撮るのに適した光が得られるのでおすすめです。
この複合施設の地下には、地下トンネルを通ってのみ到達できるモスクが隠されており、円形の2階建てで、対称的な開口部が全体にあります。この隠された宗教的空間は、王室家族の隠遁と瞑想の場として機能していました。