ヴィンドランダ要塞, イングランド、ヘンショーにあるローマの要塞と発掘現場
ヴィンドランダは、イングランドのノーサンバーランド州にあるローマの軍事拠点です。発掘エリアでは、兵舎、市民の家、作業場、穀倉、防御壁が複数の地層にわたって見られます。敷地内の博物館には何千もの出土品が展示され、復元された建物と進行中の発掘により、訪問者はこの辺境の拠点での生活を感じ取ることができます。
この遺跡は、ハドリアヌスの長城が建設される以前のブリテン北部の国境を守るため、スタネゲート街道沿いに紀元85年に始まりました。何世紀にもわたって、ここには9つの異なる要塞が建てられ、それぞれが前の要塞の廃墟の上に建てられました。酸素の少ない土壌により、革や木材などの有機物が保存されました。
ここで見つかった木の板には、ビールの配達、誕生日の招待状、英国の冬に向けて暖かい下着の要望などが記されています。これらは、ローマから遠く離れたこの辺境の拠点に住んでいた兵士とその家族の日常の言葉や個人的な関心事を直接伝えています。
この遺跡はハドリアヌスの長城の南にあり、主要道路A69から分かれる案内表示のあるアクセス道路で行くことができます。敷地内は平坦な部分と緩やかな傾斜の部分があるため、特に雨の後は丈夫な靴をおすすめします。
古い基礎の上に新しい要塞が繰り返し建てられたことで、一種のタイムカプセルが生まれ、織物や木製の手紙でさえも約2000年もの間生き残りました。土壌の状態により、何百もの文字が刻まれた木の板が読み取れる状態で残り、現在ではローマの辺境の兵士たちの個人的な言葉を伝えています。