Temple of Jupiter Anxur, イタリア、テッラチーナにあるローマ時代の神殿遺跡
ジュピター・アンクスル神殿は、イタリア中部のテッラチーナの町を見下ろすモンテ・サンタンジェロの頂上にあるローマの聖域です。不規則な石をモルタルなしで組み合わせたローマの技法であるオプス・インケルトゥムで造られたアーチ型の回廊でつながるいくつかのテラスに位置しています。
この聖域は、紀元前3世紀にローマ支配以前にこの地域に住んでいた人々によって最初に建てられ、後にローマ人に引き継がれてローマの礼拝所として再建されました。紀元前1世紀には、全体が大きなヴォールト状のテラスで再形成され、現在の形になりました。
この神殿はアンクスルという名前を持ちますが、これはローマ人が町を支配する前にテッラチーナを呼んでいた古いウォルスキ語の名前です。今日、アーチ型の回廊を歩くと、テラス沿いの石に刻まれたラテン語の碑文の断片を今でも読むことができます。
頂上までの道は急なので、丈夫な靴がおすすめです。特に雨の後は地面が滑りやすくなります。開けたテラスは日差しが強いので、早朝か夕方の訪問が快適です。
テラスの下には、神殿が建てられる前に使われていた自然の洞窟があり、それがそもそもこの場所を神聖に感じさせたのかもしれません。夏にはテラスで野外イベントが開かれることがあり、この場所は考古学エリアとしても会場としても使われています。