Khabah Fort, インド、ジャイサルメールの要塞
カバー砦は、インドのラジャスタン州ジャイサルメールから約35キロメートル離れた砂漠地帯に建つ、砂岩造りの廃墟となった要塞です。敷地内には屋根のない約80軒の家屋の遺構が中央の寺院を囲むように並んでおり、すべて要塞の城壁と同じ黄色い石で建てられています。
カバー砦は13世紀に建設され、シルクロードの中継地点として機能し、旅の商人たちは次の目的地へ向かう前にここで税を納めていました。約200年前、周辺の村に暮らしていたパリワール・ブラーミン族が理由不明のまま去り、以来この場所は無人のままです。
砦の内部には、かつてここに暮らしていたパリワール・ブラーミン族が残した品々を展示する小さな博物館があります。崩れかけた石壁の間をクジャクが自由に歩き回り、廃墟の中でも生き生きとした光景を見せています。
遺跡は高台に位置しており、不整地を歩くため歩きやすい靴が役立ちます。砂漠の暑さを避け、柔らかい光を楽しむには、早朝か夕方遅めの時間帯に訪れるのが最適です。内部には売店や飲食店がないため、水を持参することをお勧めします。
この要塞はかつて「サライ砦」として知られており、その名前は地域の境界での休憩・徴税地点としての役割を反映しています。現在も修復工事が続いているにもかかわらず、ジャイサルメール近郊の他の遺跡と比べて訪問者が非常に少なく、ほぼ一人で歩き回れることも珍しくありません。