海印寺, 韓国・陜川郡の仏教寺院
海印寺は、韓国南部の慶尚南道にある伽倻山の山中に建つ仏教寺院です。境内にはさまざまな時代の木造建物が並び、8万枚以上の彫刻された木製経板「高麗大蔵経」を収める蔵経板殿が中心的な存在となっています。
海印寺は802年、中国で修行を終えて帰国した二人の僧、順応と利貞によって創建されました。その後、7度の火災で建物が損傷し、現存する多くの建物は朝鮮王朝時代に再建されたものです。
木製の経板が保管されている蔵経板殿は、現代技術を使わずに自然換気で湿度と空気を調整する構造になっています。訪問者は外から建物を観察でき、何世紀も前と変わらず機能している古い木材の造りを直接目にすることができます。
寺院は山間の農村地帯にあるため、合川などの近隣の町から車やバスで訪れるのが最も便利な方法です。境内には坂道や凹凸のある道があるため、歩きやすい靴を用意しておくと安心です。
高麗大蔵経は海印寺で彫られたのではなく、1236年にモンゴルの侵攻を退けるための祈りを込めて江華島で彫られたものです。その後、木製の経板はずっと後になってから現在の場所に移され、今日に至るまでそこに保管されています。