Casa de los Lirios, アルゼンチン、ブエノスアイレスのバルバネーラ地区にあるアール・ヌーヴォー様式の集合住宅。
カーサ・デ・ロス・リリオスは、ブエノスアイレスのバルバネーラ地区にあるアベニーダ・リバダビア2027番地に建つ4階建てのアール・ヌーヴォー様式の集合住宅です。ファサードはユリのモチーフと流れるような花のレリーフで覆われ、鋳鉄製のバルコニーと細部に装飾が施された石造りの装飾が調和しています。
技師エドゥアルド・ロドリゲス・オルテガは、1903年から1905年にかけてこの邸宅を設計・建設しました。これはブエノスアイレスで最初に鉄筋コンクリートを使用した建物の一つであり、当時の市にとっては新しい工法でした。
軒蛇腹に彫られたひげを生やした顔は、通りかかる人の目を引き、その石の表情にポセイドンを見る人もいれば、アイオロスを見る人もいます。このような神話への言及は、当時の建築家が建物に物語性を与えるためによく用いた手法でした。
この建物はバルバネーラ地区にあり、公共交通機関が充実し、市内の歴史的建造物の多くから徒歩圏内にあります。1階は商業スペースとして一般に公開されていますが、上の階は住居やオフィスとして使用されています。
1階にあるパナデリア・モンセニーというパン屋は1905年から営業を続けており、その名前はカタルーニャの山脈に由来し、創業者のカタルーニャ系のルーツを反映しています。創業当初から途切れることなく建物内に留まり続けている数少ない店舗の一つです。