ちちぶし, 埼玉県西部の市、日本
秩父は埼玉県西部に位置する市で、山あいの盆地に川が流れています。古い神社や寺院、森に覆われた山の斜面、そして季節ごとに変わる花畑が、市街地とその周辺の風景をつくり出しています。
秩父の地域は石器時代から人が住んでいたことが、周辺に残る古墳からわかります。1884年には農民や労働者が立ち上がった「秩父事件」が起き、その記憶は今も地域に深く根付いています。
12月に開催される夜祭(よまつり)は、日本でも有数の祭りとして知られています。提灯で飾られた大きな山車が通りを練り歩き、冬の夜空には花火が打ち上げられます。
秩父は東京から電車で約1時間半と手軽にアクセスでき、日帰り旅行に人気のスポットです。市内中心部は徒歩で回れる範囲で、各所に観光案内所があり、地図の配布や道案内を行っています。
春になると、羊山公園の地面はピンクの芝桜で数週間覆われ、色鮮やかな眺めを楽しもうと多くの人がゆっくりと園内を歩きます。また、「パレオエクスプレス」と呼ばれるSL列車が山間の風景の中を走り、現役の歴史ある汽車の旅を楽しめます。