King Muryeong Tomb, 韓国・公州にある百済時代の王陵
武寧王陵は、韓国・公州の宋山里古墳群に属する百済時代の王室墓で、松山の南斜面に7基の古墳が並んでいます。各墓室はレンガと石で造られており、一部には壁画が描かれ、入口はトンネル状の通路になっています。
宋山里古墳群は、公州が百済の都として機能していた5世紀から6世紀頃に築造されました。武寧王陵は1971年に排水工事中に偶然発見され、この群の中で一度も盗掘されていない唯一の墓でした。
この墓は、百済時代の王族の墓の中で、埋葬された人物の身元が明確に確認されている数少ない例のひとつです。内部で発見された石碑には王の名前が明記されており、当時の墓としては非常に珍しいことです。
この遺跡はユネスコ世界遺産に登録されており、近くには出土品のレプリカや百済の歴史に関する展示を行う博物館があります。団体ツアーが到着する前にゆっくり見学したい場合は、午前中の訪問がおすすめです。
発掘では4,600点以上の遺物が出土しましたが、保存措置が取られる前にわずか17時間で墓室の内容物が取り出されてしまいました。内部の煉瓦には中国の漢代の文様が用いられており、百済がアジア大陸といかに深く結びついていたかを示しています。