シュテファーニク天文台, プラハのフラトチャニ地区にある天文台
シュテファニク天文台は、プラハのフラトチャニ地区、ペトシーン丘の海抜約321メートルに位置する天文施設です。内部には2つの主要な望遠鏡があり、ツァイス屈折望遠鏡とマクストフ・カセグレン式望遠鏡で、どちらも夜空の観測に使われています。
1917年に設立されたチェコ天文協会は当初から公開天文台を計画し、複数の候補地を経て1927年にプラハ市がペトシーン丘の飢餓の壁そばの家屋と土地を寄付しました。10月にヴァーツラフ・ヴェセリークの設計で建設が始まり、東翼とドームは1928年6月24日に開館しました。主ドームは1930年に完成し、1979年からは市の天文台・プラネタリウム機構の一部となっています。
この天文台は、1919年に亡くなったスロバキアの天文学者・政治家ミラン・ラスティスラフ・シュテファニクの名を、チェコ天文学会が選んで名付けたものです。1928年4月に「Lidová hvězdárna Štefánikova」の名称が承認されました。来館者は夜間の星空観察や昼間の太陽観察、講演、展示、子ども向け天文クラブ、2年間の天文学講座に参加できます。
この天文台へは、プラハ中心部から徒歩か、ペトシーン丘に通じる公共交通機関を利用して行くことができます。開館時間は季節や天候によって変わるため、訪れる前に確認してください。
メインの望遠鏡の土台には、天文台の活動を形作った2人の重要なチェコ人天文学者の遺骨が入った儀式的な骨壺が納められています。このため、この場所は彼らの天文学への貢献を伝える生きた記念碑となっています。