RAF Habbaniya, former Royal Air Force in Iraq
RAFハッバニヤは1936年にユーフラテス川西岸に建設されたイギリスの大規模な空軍基地で、バグダッドから西に約90キロメートルの場所にあります。約1万人から1万5千人が住んでいました。基地には滑走路、格納庫、病院、学校、映画館、植物園があり、独自の水道と電力システムを備えていたため、自給自足が可能でした。
建設は1934年に始まり、基地は1936年に開設されました。これは、この地域におけるイギリスの影響力を確保する英イラク条約の一環でした。第二次世界大戦中は主要な訓練・輸送拠点となり、1941年には軍事クーデターの後、イラク軍の包囲に耐えました。その後はイギリスとソビエト連邦を結ぶ飛行の途中降機地として使われました。
この基地には異なる背景を持つ人々が集まり、アラブ人、クルド人、キリスト教徒、イスラム教徒が同じ地区や職場を共有していました。住民は余暇に湖のそばで泳いだり交流したりして、砂漠の中で共同体としての絆を育んでいました。
この場所は軍の施設内にあり、一般公開されていません。歴史に興味がある訪問者は、公文書館や歴史資料を調べるか、遠くから場所を眺めてラマーディとファルージャの間という戦略的な位置を理解することができます。
1930年代にマラリア対策としてオーストラリア産ユーカリの木が植えられ、基地は砂漠の中の緑のオアシスへと変わりました。作家のロアルド・ダールは1940年にここで勤務し、後に著書『ひとりぼっちの機関銃手』でその体験を綴り、この辺鄙な基地での生活を伝えています。