エンダーベリー島, フェニックス諸島にある無人のサンゴ環礁(キリバス)。
エンダーベリー島は、面積約10平方キロメートルの小さなサンゴ環礁で、標高4.6メートルから6.7メートルの低地が広がり、潅木や束生草、点在するココヤシなどのまばらな植生があります。
1823年、イギリスの捕鯨船長ジェームズ・J・コフィンがこの島を発見し、ロンドンの捕鯨会社の経営者サミュエル・エンダビーにちなんで命名しました。1860年代から1877年に操業が終了するまで、アメリカの企業がここでグアノ鉱床を大規模に採掘しました。
この島には先住民族が永住したことはなく、現在も無人です。文化的・伝統的な人間活動の場ではなく、主に科学研究と保全活動の場として使われています。
エンダーベリー島への立ち入りは、許可を得た調査チームと保全関係者に限られ、キリバス当局の事前許可が必要です。この遠隔の保護された環礁には、観光施設、定期交通手段、宿泊施設はありません。
エンダーベリー島を取り巻くサンゴ礁は、約千年前の古い礁の状態を最もよく残す例の一つで、科学者に海洋生態系の経時変化を研究するための貴重な基準データを提供しています。