チロエー群島, ロス・ラゴス州の群島
チロエ群島はロス・ラゴス州にある40の島からなり、密生した熱帯雨林が急峻な海岸と細い入り江を覆っています。風景には、色とりどりの高床式家屋が並ぶ小さな港や、岩場の沖に停泊する漁船が見られます。
1567年、スペイン人入植者がこの島々に最初の前哨基地を築きました。この基地は1826年までチリにおける最後の植民地拠点となりました。17世紀にはイエズス会の宣教師が木造教会を建て始め、今日でも見られる宗教的インフラを築きました。
南大陸から来たチロテ料理は、ジャガイモと魚介類を組み合わせ、伝統的な料理であるクラントなどで知られています。クラントは地面に穴を掘り、熱した石の上で調理されます。漁師たちは今でも小さな木造船で海に出て新鮮な魚介類を持ち帰り、カストロやアンクードの市場では周囲の海で獲れたその日の水揚げが並びます。
本土からのフェリーが、主島とプエルトモントやパルグアを結んでいます。島外の島々へは小さな船が航行します。レンタカーがあれば、舗装されていない道を通って離れた村や教会に行くのに便利ですが、雨が降ると滑りやすくなります。
先住民のチロテ族は、夜になると霧の中に現れ、水上にパーティーや音楽の音を運んでくる幽霊船エル・カレウチェの話を語ります。一部の漁師は、その船が人々をあの世に連れて行くと信じているため、日没後はある入り江を避けます。