Rapid Eye Mount telescope, コキンボ州にあるロボット望遠鏡
ラピッド・アイ・マウントは、ESOラ・シヤ天文台の標高2400メートル、アタカマ砂漠の縁に設置された口径0.60メートルのリッチー・クレチアン式ロボット望遠鏡である。焦点前のダイクロイック鏡により、赤外線カメラREMIRと可視光カメラROS2が10×10分角の視野を共有する。
ラピッド・アイ・マウントは2003年にイタリア国立天体物理学研究所によって建造され、同年6月にESOのラ・シヤ天文台に設置された。2002年からINAFのために運用されている。10°/sの高速指向性能により、スウィフトなどの衛星が知らせるガンマ線バーストの位置へ約30秒で向きを変える。2006年に追加された広視野カメラTORTORAは2014年に撤去された。
この望遠鏡は、NASAのSwift衛星通信ネットワークを通じて検出されたガンマ線バーストを監視することにより、国際天文学コミュニティに貢献しています。
REMは現地に運用者を置かず、夜間の観測計画を事前に組んだうえで、ガンマ線バーストの警報が届くと直ちに割り込み、通常30秒以内に新しい目標へ向きを変えます。標高2,400mのアタカマ砂漠の縁に位置し、観測時間は公開天空方針のもとで世界中の研究者に提供され、一般の見学者向けではありません。
2017年、REMは重力波事象GW170817の電磁波対応天体を観測し、約100秒間可視でした。同じ望遠鏡はGRB 080319B、GRB 060418、GRB 06067Aの残光も発見から数秒以内にとらえるのに貢献しました。