バストランド, 南アフリカにあったイギリスの旧植民地
バストランドは南アフリカにあったイギリスの植民地で、山岳地帯が広がり、南アフリカの領土に完全に囲まれていました。領土は7つの行政区に分かれ、首都マセルから統治されていました。
モショエショエ1世王は1800年代初頭に散在するソト人の集団を一つの国家にまとめ、その後、侵入してくる入植者に対してイギリスの保護を求めました。この領土は保護国として1世紀以上にわたりイギリスの王室の権威下に留まりました。
ソト人は人口のほぼ全てを占め、独自の言語を話し、伝統的な習慣と生活様式を維持していました。地元の首長はコミュニティの中心人物であり続け、人々と植民地当局の間の仲介役を務めていました。
山がちな地形のため、道路網が限られており、移動が困難でした。アクセスは主に南アフリカとの国境を越えるルートを通っていました。
土地の所有権は法律上、最高部族長に帰属し、私的に売買することはできなかったため、領土を私的な区画に分割することはできませんでした。この共同所有モデルはイギリスの植民地の中では珍しく、ソト人の集団的な権利を守っていました。