S. H. Kress and Co. Building, 米国フロリダ州タンパにあるアールデコ調の商業ビル。
S.H.クレス・アンド・カンパニービルは、石造りの壁と、ファサード全体を覆う広範なテラコッタ装飾を備えた4階建ての商業構造物で、アールデコ様式です。内部のテラゾー床と細部にわたる入念な装飾金属細工は、当初の職人技とデザインへのこだわりを示しています。
1928年にS.H.クレス・アンド・カンパニー・チェーンの百貨店として建てられ、大恐慌前のタンパ最後の大規模商業ビルの1つです。その開業は、やがて市全体に影響を与える大きな経済変動によって変わるであろう繁栄の時代に行われました。
この建物は、1960年代に公民権運動の活動家が人種隔離政策に抗議した地域に位置しており、この歴史は今日でも人々がこの場所をどのように理解するかを形作っています。
この建物は一般公開されておらず、1981年から空き家となっています。タンパのダウンタウンのフランクリンストリートに位置し、周辺には公共交通機関や駐車場があります。
この建物はオリジナルのブロンズ製マーキーを保持しており、フロリダアベニューに面した二次入口を備えています。これは、顧客が空間をどのように移動するかについての初期の計画を示しています。この2つの入口の設計は、複数の通りからの歩行者交通を取り込もうとする百貨店では一般的でした。