Walker Charcoal Kiln, 米国アリゾナ州プレスコット国有林にある炭窯。
ウォーカー炭窯は、花崗岩のブロックで造られた工業用の炉で、高さは約7.6メートルあります。空気の流れを調整するための開口部が工夫されており、木を効率よく炭に変えるための実用的な設計です。
1880年にジェイク・カーマイケルとジョー・カーマイケルによって建設されたこの窯は、オーク材から木炭を生産し、近くの銀鉱山の製錬作業の燃料としていました。この施設は、この地域の鉱業を支える供給網の重要な一環を成していました。
この構造物は、その丸みを帯びた円錐形が当時の人々に馴染み深い伝統的なドーム型の蜂の巣箱に似ていることから、地元では「ビーハイブ」という愛称で呼ばれています。敷地内を歩けば、なぜ地元の人々がこの単純な比較を使ったのかがすぐに分かります。
この炭窯はプレスコット国有林の中にあり、約400メートルの短い遊歩道を歩いて行くことができます。現地には解説板があり、炭づくりの工程や、この構造物がこの地域の歴史で果たした役割を説明しています。
窯の内部温度は摂氏約500度に達し、1コード(約3.6立方メートル)の木材からおよそ40ブッシェル(約1,410リットル)の木炭が生産されました。この構造の設計により、激しい熱を維持し、方向づけることができ、木炭への変換プロセスを非常に効率的なものにしていました。