パロ県, ブータン西部の県
パロ県はブータン西部の行政区域で、ヒマラヤの谷にあり、海抜約2,250メートルに位置します。10の農村行政区画(ゲオク)に分かれており、その景観は山々、川の谷、僧院、要塞で構成されています。
パロ周辺の地域は、何世紀にもわたってブータンの宗教的・政治的生活の中心地であり、17世紀に建てられたリンプン・ゾンやタクツァン僧院などの建造物があります。時が経つにつれ、この谷は王の歴史と仏教の実践の両方と結びついた、国内で最も重要な地域の一つに成長しました。
毎年春に開催されるパロのツェチュ祭りでは、地域各地から人々が集まり、地元の僧院で行われる伝統的な仮面舞踊や宗教儀式を鑑賞します。この行事は、仏教の伝統がここでの日常生活に深く根付いていることを示しています。
パロ国際空港はブータン唯一の空港で、飛行機で訪れる旅行者の主な入り口です。周囲の山々が接近を難しくしており、空港から谷への移動は曲がりくねった道を通るため、時間がかかると覚悟してください。
パロ空港は、滑走路を取り巻く鋭い峰々のため、特別な認証を受けた少数のパイロットのみが着陸を許可される、世界でも数少ない空港の一つです。谷の周りの棚田で栽培される赤米は、ブータン国外ではほとんど見られない品種です。