チョモラリ, ブータンとチベットの間にある山頂
チョモラリは、ブータンのパロとチベットのヤトン(亜東)の間にそびえる標高7,326メートルの山で、急峻な尾根と氷河が特徴です。この山には主な登山ルートが2つあり、1つはチベット側から、もう1つはブータン側からです。
初登頂は1937年で、フレディ・スペンサー・チャップマンとシェルパのパサン・ダワ・ラマが、シッキムとチベットを経由するルートで山頂に到達しました。この遠征により、この山はその後の数十年間、登山家にとって重要な目標となりました。
この峰はチベット仏教徒にとって聖なる意味を持ち、地域全体で崇拝されている守護神ツェリンマの住処とされています。地元の人々は、近くをトレッキングする際に、高所に祈りの旗や供え物を置くことで敬意を表します。
登山に最適なシーズンは3月から6月と10月から11月で、この時期は天候が比較的安定しています。パロからベースキャンプまでは約3日のトレッキングが必要で、頂上に挑む前に順応のための日数を数日取る必要があります。
この山は、地域の農業を支える2つの主要な川の源となっています。南に流れてブータンに入るパロチュー川と、北に流れてチベットに向かうアモチュー川です。これらの川は、国境の両側のコミュニティの生計と日常生活を支えています。