Amoycan Industrial Centre, 香港九龍塘区の工業用建物
アモイカン・インダストリアル・センターは、香港の九龍塘区にある工業用の建物で、複数の階に工場、倉庫、商業スペースがあります。この建物は、製造業、物流、貿易に携わる中小企業に使われています。
この複合施設は、1950年代に缶詰工場として設立されたのが始まりで、当時クォンタンは香港の主要な工業地帯の一つとして開発が進んでいました。時が経つにつれて、建物は所有者や用途が変わり、食品生産から、現在見られるような混合的な工業・商業機能へと徐々に移行してきました。
「アモイカン」という名前は、中国の厦門市の旧称「アモイ」と、缶詰工場を意味する「カン」を組み合わせたもので、かつてこの場所が食品加工の拠点だったことを示しています。現在、建物の中を歩くと、小さな工場、倉庫、貿易事務所が混在し、この場所の働く雰囲気を今に伝えています。
この建物は、MTR地下鉄の路線が通る九龍塘にあります。複数の階にユニットが分かれているため、訪れる前に、訪問先の階数や部屋番号を確認しておくことをおすすめします。
建物の名前にある「アモイ」は、福建省厦門市の古いローマ字表記で、当初の缶詰工場の労働者の多くはその地域から来ていました。工場を故郷の地域にちなんで名付けるこのパターンは、多くの移民がクォンタンに定住した20世紀半ばの香港では一般的でした。