Vatican obelisk, バチカン市国のオベリスク
バチカンのオベリスクは、赤い花崗岩でできた古代エジプトの記念碑で、バチカン市国のサン・ピエトロ広場の中心に立っています。構造物は青銅の獅子が付いた台座の上にあり、頂上の十字架を含めると高さ約40メートルになります。
カリグラ皇帝は37年にオベリスクをヘリオポリスからローマに持ち込み、ネロの競技場に置きました。教皇シクストゥス5世は1586年に記念碑を現在の場所に移すよう命じ、建築家ドメニコ・フォンターナが技術的に難しい移設を指揮しました。
この記念碑は頂部に金メッキの十字架を載せており、聖地からの聖遺物が納められていて、古代エジプトの石に対するキリスト教の再解釈を示しています。巡礼者たちは、広場で待つ間やミサのために集まる際に、オベリスクが落とす影を自然の時計として使います。
この記念碑は日時計として機能し、広場の舗装に埋め込まれた円形の印が、正午に影がその上を通るときに様々な星座を示します。訪問者は広場の開けた部分から最も良い眺めを楽しめます。特に、光が良い午前中がおすすめです。
1586年の移設作業中、900人の男と75頭の馬が、厳重な沈黙の指示の下で働いていましたが、ブレスカという船乗りが「ロープに水をかけろ」と叫んで崩落を防ぎました。このオベリスクは、元の場所に他のどの古代ローマのオベリスクよりも長く立ち続け、一度も倒れたことがありません。
