ドラーヴァ川, 南チロルとケルンテンの川、オーストリアとイタリア
ドラヴァ川はドロミテ山脈のトプラッハ近く、標高約1400メートルに源を発し、南チロル、東チロル、ケルンテンの谷を東進してオーストリアを離れる。上流では川床が山の渓谷を切り裂き、下流では平野が広がり、支流が水量を増す。
ローマの軍団はこの谷をイタリアと東方属州を結ぶ回廊として利用し、街道や要塞を建設した。その後、スラヴ人も同じ道を移動し、人口の少ない地域に定着して、この地域の言語分布に影響を与えた。
地元の釣り人は、イタリア国境に近い冷たい上流域で育つマスやカワヒメマスでこの川を知っている。春の雪解け時には、中流でカヤックを楽しむ人が多く、流れが速くなりすぎずにホワイトウォーターを楽しめる。
アクセスは区間によって異なり、主要道路沿いですぐに近づける場所もあれば、狭い谷へのハイキングが必要な場所もある。水温は年間を通じて冷たく、特に源流に近い上流では氷河の融解水が主であり、冷たさが際立つ。
何世紀も前の古い地図では、川の流路が現在と少し異なっていることが示されており、洪水のたびに河道が移動したためである。多くの貯水池が水位の自然な変動を抑えたため、極端な高水位や低水位はダム建設前よりも発生しにくくなっている。