Елма, テテヴェン近郊のバルカン山脈にある古代の乳香の木
エルマはバルカン山脈の北斜面、標高約450メートルに生える乳香の木で、暖かい季節に粘着性の樹脂を産出します。この木は密林の中に立ち、太い幹は岩だらけの土壌にしっかりと根を張っています。
この木は19世紀に地元の農民によって植えられ、彼らはこの地域で伝統的な方法を用いて乳香の種を育て始めました。その慣行は、農家の家族が何世代にもわたって伝えてきた地中海の農業技術に基づいていました。
地元の人々はこの木の樹脂を、家族を通じて受け継がれてきた伝統医療や工芸品に使用してきました。固まった樹脂を採集することは、植物や治療法に関する古い知識を共同体と結びつける慣行として今も続いています。
テテヴェンの町から木まで続く印のある森の小道があり、地元の人々は北側の最適なアクセスポイントを知っています。季節によって移動条件は変わります。春と夏は乾燥した道ですが、秋と冬は泥で滑りやすくなることがあります。
この木の樹脂は、地中海地域の乳香とは化学組成が異なり、その品質を知る人々に高く評価されています。この違いは、山岳環境と湿潤な気候により、木が長い時間をかけてゆっくりと成長したために生じました。