バフィン湾, グリーンランドとカナダの間の海
バフィン湾は、グリーンランドとカナダのヌナブト準州を隔てる海で、北極諸島から南のデービス海峡まで約1450キロメートルにわたって広がっています。場所によっては水深が2100メートルを超え、海面には流氷や沿岸の氷河から崩れ落ちた氷山が見られます。
1616年、ウィリアム・バフィンは北西航路を探してこの海域を測量し、後にこの地域に自分の名前が付けられました。その後何世紀にもわたり、この航路を通ろうとする試みが繰り返されましたが、現代の砕氷船によって一部の航路が航行可能になるまで続きました。
両岸のコミュニティでは、季節ごとの氷の様子や海の哺乳類の回遊に合わせた狩猟と漁の伝統が続いています。この暮らしは、流氷の動きやアザラシやクジラの動きに合わせて営まれています。
船での航行が可能なのは、6月から9月までの夏の間だけです。この時期は海氷が後退して航路が開けることがありますが、それでも天候の変化や流氷のせいで、突然航路がふさがれることもあります。
1933年、この地域をマグニチュード7.3の地震が襲いました。これは北極圏以北で記録された最も強い地震として今も知られています。この北の地域では地震はまれですが、この揺れは厚い氷の下でも地殻活動が続いていることを示しました。