テーディ山, スイスのグラウビュンデン州とグラールス州にまたがる山頂
トーディは氷河に覆われた山塊で、最高峰のピッツ・ルスセインはグラールス州とグラウビュンデン州の州境で3612メートルに達する。三つの主峰はピッツ・ルスセイン(西峰)、グラールナー・テーディ(東峰、3570メートル)、ザントギプフェル(北峰、3390メートル)である。長さ4キロでクレバスの多いビフェルテン氷河が山頂から東へ流れ、山頂付近ではレーティドロミットが厚さ約50メートルの赤黄色の帯となって目立つ。
ディセンティスのベネディクト会修道士プラキドゥス・ア・シュペシャ(1752–1833)は1800年頃、テーディ山への登頂を何度か試みた。1824年9月1日、老齢のため自身は頂上に達せず、ポルタ・ダ・シュペシャから、シャモア猟師のアウグスティン・ビスクオルムとプラチ・クルシェラスがヴァル・ルスエイン側から初登頂を果たすのを見守った。
名前はスイスドイツ語の「d'Ödi(荒れ地、無人の地)」に由来すると考えられている。ビフェルテン氷河を見下ろす岩稜グリューンホルンには、1863年にスイス山岳クラブがトーディとクラリーデンの一帯を最初の探検地域に選んだ際に建てた同クラブ最初の山小屋があり、現在は博物館として残る。
通常ルートはリンスタール上方のフリードリン小屋(2111 m)からゲルベ・ヴァントを経て、多数のクレバスがある全長4 kmのビフェルテン氷河を渡り、ピッツ・ルッセインの山頂へ向かう。最も易しい登路は南側のプンテリアス小屋とポルタ・ダ・グリエムス経由である。SAC最初の山小屋グリューンホルン小屋は現在博物館として残る。
氷河ルートは技術的なアイスクライミング技術を必要とし、大きなクレバス地帯や急な氷壁があります。この難易度の高いコースは、高度なアルパイン技術を磨きたい登山者を魅了しています。