ジュネーブ植物研究所・植物園, スイスのジュネーブにある植物園と科学博物館
ジュネーブ市立植物園はレマン湖と国連公園に隣接する28ヘクタールの敷地に広がる。造園家ジュール・アレマンが設計し、スイスやアルプスの地域を再現した岩石園を備える。アンリ・ジュヴェ設計のガラスと鉄の冬の庭園は1910〜1911年に建てられ、1935年に左右対称の翼が追加された。樹木園、薬用植物、香りと触感の庭、温室、小動物園がある。
1817年、オーギュスタン・ピラム・ド・カンドルがバスティオン公園に植物園を創設し、284人の寄付者による募金で支えられ、1841年の死去まで園長を務めた。その後は息子のアルフォンス、次いで高山植物を専用の岩石園で研究したジョルジュ・ロイターが引き継いだ。1904年、ジョン・ブリケの下でレマン湖右岸のアリアナ邸へ移転し、造園家ジュール・アレマンが園地と岩石園を設計した。
この植物園は植物学者の名ではなく、都市ジュネーブの名を冠しています。1922年創刊の学術誌『Candollea』は創設者オーギュスタン・ピラム・ド・カンドルの名をたたえています。園は1990年代半ばにアスンシオン植物園・動物園と始めたパラグアイ民族植物学プロジェクトを続け、グアラニーの伝統で知られる約5,000種の薬用植物を扱っています。
敷地内は移動しやすく、年間を通じて開園していますが、日照時間に合わせて開園時間は季節ごとに変わります。手入れの行き届いた小道と標識が各区画を案内し、途中にはベンチや休憩場所もあります。
特別な研究プロジェクトでは、南米のコミュニティからの薬用植物と伝統的知識を記録していますが、これは多くの訪問者にはあまり知られていません。この活動は科学的研究と地域の慣行を結びつけ、古くからの知識が現代の研究にとっていかに価値があるかを示しています。