珍宝島, 中国の虎林にある中露国境の川の島
珍宝島はウスリー川の中にある小さな陸地で、面積はおよそ0.74平方キロメートルあり、中国とロシアの沿海地方との境界を示しています。島は川底に低く位置し、雨季に氾濫する湿地に囲まれており、渡り鳥にとって重要な生息地となっています。
1969年3月、この陸地で中国軍とソビエト軍の間で武力衝突が発生し、双方に多数の死傷者が出て、冷戦時代の緊張が高まりました。この衝突は外交交渉につながり、数年後の両国間の国境紛争の最終的な解決に貢献しました。
中国語の名前は「珍しい宝」と訳され、この小さな土地が二国間の国境の川で持つ戦略的価値を反映しています。ロシアの地図では、1888年に測量遠征中に命を失った鉄道測量技師にちなんでダマンスキーと表示されており、この場所に対する異なる国家観が浮き彫りになっています。
通常08:00から16:30までアクセス可能で、国境の状況と自然景観を説明するガイドツアーが提供されています。訪問者は有効な身分証明書を持参する必要があります。この地域は国境に近く、検査が一般的だからです。
この地域全体は2011年9月に黒竜江珍宝島湿地国家自然保護区に編入され、それ以来、その動植物は特別な保護を受けています。この地位により、この地域は歴史的な重要性と生態系の保全を兼ね備えた数少ない国境地域の一つとなっています。