聖ゲオルク教会, ドイツ、ライヒェナウ島のロマネスク様式の教会。
ザンクト・ゲオルク教会は、ドイツ南西部のボーデン湖に浮かぶライヒェナウ島にあるロマネスク様式の教会である。厚い石壁と半円アーチを持ち、身廊・翼廊・内陣からなるシンプルな平面構成をしている。
この教会は900年ごろ、ライヒェナウ修道院の一部として建てられた。この修道院は中世初期のドイツ語圏において最も重要な宗教的中心地のひとつであった。修道院は彩飾写本の制作で知られ、その作品はヨーロッパ各地の宮廷や修道院に届けられた。
教会の名はザンクト・ゲオルクという守護聖人に由来しており、中世からこの島の信仰の中心であり続けた。身廊を歩くと、10世紀の壁画をガラスや柵なしに間近で見ることができる。
ライヒェナウ島は堤道で本土と結ばれており、フェリーを使わずに車や自転車でアクセスできる。開館時間は季節によって変わることがあるため、訪問前に確認しておくとよい。
教会には、中世に贈り物として島にもたらされたとされる聖ゲオルクの頭蓋骨の聖遺物が安置されている。この聖遺物は何世紀にもわたって遠方からの巡礼者を引き寄せ、島をヨーロッパ広域に知られた目的地とした。