インゲルハイム宮廷, ドイツ、インゲルハイム・アム・ラインの考古学博物館
インゲルハイム宮廷はニーダーインゲルハイムにあるカロリング朝の宮殿複合体で、780年から800年の間にカール大帝が着工し、ルートヴィヒ敬虔王の時代に完成した。中核部はライン川を見下ろす段丘上で145×110メートル。地上にはアウラ・レギア、北翼の一部、ハイデスハイム門が残り、残りの平面は舗装に淡色トラバーチン板を三枚並べた帯で示されている。
カール大帝は774年9月に初めてインゲルハイムに滞在し、780年から800年頃に宮殿の建設を始めた。アインハルトはニメーヘンと並び、驚くべき建築の二つの宮殿の一つに数えている。ルートヴィヒ敬虔王が完成させ、817年から840年の間に5回の帝国会議を開いた。1043年のハインリヒ3世の婚礼の宴の後、宮殿は役割を失い、ホーエンシュタウフェン朝が要塞化し、1354年にカール4世が最後に滞在した統治者となった。
10世紀にアプシス・ホールの南に建てられた宮廷教会は、12世紀にロマネスク様式で改修され、現在も使用されている唯一の建物である。フランス革命占領中に崩壊した後、1803年に修復が始まり、1861年にネオ・ロマネスク様式の鐘楼が建てられ、1965年に身廊が再建された。発掘では彩色壁画の断片3,000点や大理石と斑岩の床タイルが出土し、一部はビジターセンターと博物館で見ることができる。
博物館へは徒歩で簡単にアクセスでき、古代の構造を理解するためのパネルや復元模型を備えた分かりやすい展示があります。敷地のガイド付きツアーでは、配置の理解をより深めることができます。
博物館の下には、カロリング朝の建物の元々の石造りの基礎が、現代の展示床の直下に一部見える状態で残っています。これにより、訪問者はかつての複合施設の実際の大きさと平面図のデザインをその場で見ることができます。