Vari Cave, ギリシャのヴァリ=ヴーラ=ヴリアグメニ市にある考古遺跡と洞窟
ヴァリ洞窟は、アテネの南東にあるヒュメットス山の斜面に彫られた古代の石灰岩の聖所です。岩から切り出された階段でつながる2つの部屋からなり、壁には直接彫られた祠や浮き彫りがあります。
碑文によると、テラのアルケデモスはニュンポレプトスと記され、紀元前5世紀に自然の洞窟を聖所に変え、彫刻も自ら行いました。その後数世紀にわたり、この場所は公的な礼拝からより私的な使用へと移り変わり、特に後期ローマ時代にその傾向が強まりました。
この洞窟はアポロン、パン、ニンフに捧げられ、岩壁の彫刻には今でもこれらの神々が描かれています。石に刻まれた奉納用のくぼみは、かつて人々がここで捧げ物をしていた様子をよく伝えています。
洞窟へはヒュメットス山のハイキングコースで到着します。そのため、丈夫な靴が適しています。内部の通路はでこぼこしていて暗いので、懐中電灯を持参すると便利です。
浮き彫りの中には、石工の道具を持ったアルケデモス自身の彫刻があり、これは古代ギリシャで現存する数少ない自画像の一つです。この場所で見つかった品々の一部は現在アテネの国立考古学博物館に保管されているため、そちらを訪れると全体像がつかめます。