Chapelle de Saint-Probace, フランス、トゥルヴェの礼拝堂
シャペル・ド・サン=プロバスは、フランスのヴァール県トゥルヴェ村の南側の丘の上に建つ、ロマネスク様式の石造りの礼拝堂です。内部はシンプルで、厚い石壁と丸アーチ、小さな祭壇、そして聖人のものとされる大理石の墓があります。
伝承によればキリストの弟子であったとされるプロバスという隠者の墓の上に最初の礼拝堂が建てられ、11世紀初頭にはすでに教会文書にこの聖地が記録されていました。1643年に古い建物の跡に大きな礼拝堂が建設され、工事中に体格の大きな男性の遺骨が発見され、聖人のものと確認されました。
この礼拝堂は今も活発な信仰の場であり、毎年復活祭の翌月曜日と8月25日に巡礼が行われます。かつて干ばつのとき、村人たちはサン・プロバスの像を丘から村の教会まで運び下ろし、雨をもたらしてくれるよう祈りを捧げていました。
礼拝堂へはトゥルヴェ村からの急な道か、「シュマン・デュ・ボヌール(幸せの道)」と呼ばれる緩やかな長い小道を歩いてのみアクセスできます。川の近くに駐車場があり、そこが丘を登るための出発点として便利です。
礼拝堂周辺の岩の突端には、ケルト・リグリア系の古代集落の低い石壁や土盛りが今も残っており、起源が定かでない古代の石祭壇もあります。2008年以降、セラファン修士という名の隠者がこの地に常住しており、数百年前から続く孤独な修道生活の伝統を今に受け継いでいます。