Col de Teghime, フランス、コルシカ島バルバッジョの山岳峠
Col de Teghime(コルシカ語ではBocca di Teghjime)は、フランス領コルシカ島北部に位置する山岳峠で、東海岸のバスティアと西側のサン=フロランを標高約530メートルでつなぐ。モンテ・ステッロ山塊の中にあり、セッラ・ディ・ピーニョとセッラ・ドレッタの2つの尾根の間をD81号線が通っている。
1943年10月、モロッコ人グミエ兵士とコルシカ島のレジスタンス戦士がドイツ軍に対してこの峠で激しい戦闘を繰り広げた。峠の制圧がバスティア解放の転機となり、コルシカ島は戦時中に解放された最初のフランスの県となった。
このコルのコルシカ語名はBocca di Teghjimeといい、フランス語名と同じ意味を持つ。周辺には片岩や粘板岩が多く、かつては「スレートの峠」とも呼ばれており、島の他の地域とは異なる暗く層状の風景をつくり出している。
峠はバスティアとサン=フロランを結ぶD81号線を通じて年間を通じてアクセスでき、頂上には駐車スペースがある。標高500メートル以上あるため、海岸よりも気温がかなり低く風も強い場合があり、夏以外の季節には上着を一枚余分に持参するとよい。
頂上にある記念碑には、ここで命を落としたモロッコ人グミエ兵士を称えるフランス語とベルベル語の両方で碑文が刻まれており、彼らの北アフリカにルーツを持つことを示す珍しい二言語の追悼碑となっている。その隣には戦時中の戦闘で使われた古い大砲が、当時を伝えるものとして今もその場に残されている。