Sculpture of Jesus Christ on the Mount of Olives, Strasbourg Cathedral, フランスのバ=ラン県にあるカルヴァリー
オリーブ山は、ストラスブール大聖堂の聖ローレンス礼拝堂後陣の壁に接して置かれた、長さ約9メートル、幅3.8メートル、高さ5メートルの灰色砂岩の彫刻群である。天使の前で祈るキリスト、眠る三人の使徒、群衆を伴って到着するユダを表し、手前には濃色の木製欄干が横切る。
1498年、ニクラウス・レーダーが聖トマス教会の墓地のために発注し、灰色砂岩で彫られた群像は、テオドール・リーガーにより彫刻家ファイト・ヴァーグナーに帰属される。宗教改革後に何度か移され、1667年に保護と公開のためストラスブール大聖堂へ移された。レーダーは1510年に没し、聖トマス教会の墓板は骸骨姿のトランシとして彼を表す。
この群像は、ビザンティン美術の伝統に由来する手法で、キリストが天使の前で祈る場面と、その背後にユダが群衆を伴って現れる場面という二つの連続する場面を一つの像に融合させている。眠る使徒たちが手前に配置され、先の尖った柵と岩がちな地面をもつ囲われた園が場面を縁取る。
この群像は大聖堂内部、聖ローラン礼拝堂の後陣の壁に接して置かれているため、通りの外からではなく、大聖堂の開館時間内に見学します。台座を横切る、透かしアーチのある濃色の木製手すりに注目してください。訪問者と彫刻を隔てています。長さ約9メートル、高さ約5メートルあるので、三つの場面を一度に見るには後ろに下がるとよいでしょう。
天使が持つ聖杯は上部を失い、十字架の横木は消えている。使徒の一人は右手の指先を欠く。台座には亀裂が走り、天使の下の石には落書きがあり、黒い付着物が像を蝕む。背後の壁には色の異なる石による少なくとも三度の補修跡が残る。