アマルナート洞窟寺院, インド、アナントナーグ県にあるヒンドゥー教の寺院。
アマルナートは、ヒマラヤ山脈の標高3,888メートルにある洞窟寺院で、シヴァ・リンガムの形をした自然の氷の造形物があり、その高さは最大3メートルに達することがあります。洞窟は人里離れた谷にあり、夏の間だけ訪れることができます。
洞窟と巡礼は6〜7世紀の『ニーラマタ・プラーナ』と、12世紀のカルハナ『ラージャタランギニー』に登場し、後者は聖所をアマレーシュヴァラ、巡礼をアマレーシュヴァラ・ヤートラーと呼びます。11世紀にはスーリヤマティー王妃が三叉戟やバーナリンガを奉納したとされ、アブル・ファズルは『アイン・イ・アクバリー』で氷の像を記しています。
巡礼は毎年夏、アシャーダ・プールニマーからラクシャー・バンダンまで20〜60日間行われる。信者は氷のリンガムをババ・バルファニと呼び、洞窟で不死の鳥とされる一対の鳩を見ることを多くの人が願う。
洞窟寺院へは2つのルートがあります。バルタル基地キャンプからの短い道と、パハルガームを通る長い道です。標高が高く、急な斜面もあるため、体力が必要です。
氷の造形物は月の満ち欠けに応じて大きさが変わり、満月のときに最大に達します。主要な造形物のほかに、シヴァの家族を象徴する小さな氷柱が現れることがよくあります。