ナマク湖, イラン、ゴム、セムナン、イスファハーン各州に広がる塩湖
ナマク湖はイラン中央部の塩湖で、ゴム、セムナン、イスファハーンの各州に広がっています。その表面は厚い塩の殻で覆われ、季節や水位によって白、ピンク、茶色、赤、紫の色合いを見せる鉱物の堆積物が混ざっています。
この湖は、数百万年前にイラン高原の多くを覆っていた古代の海が徐々に乾燥して残したものです。現在もゴム川が流れ込んでいますが、入ってくる水のほとんどは排水ではなく蒸発によって失われています。
湖岸に沿って、塩労働者が何世代にもわたって受け継がれてきた道具を使って手作業で表面の堆積物を採取しており、その様子は暖かい季節に今でも見ることができます。その作業は季節のリズムに従い、水位が下がって塩の殻が厚くなると活動が活発になります。
湖は非常に浅く、地面は季節によって固い塩の殻と柔らかい泥の間を行き来するため、丈夫な靴が役立ちます。この地域には日陰がないため、日よけと水を携帯することが重要です。特に、午前と午後で気温が大きく変わることがあります。
この砂漠環境では昼夜の気温差が大きく、湖の近くの岩が時間の経過とともにひび割れて砕け、岸沿いに見られる砂地の地形を形成しています。このゆっくりとしたプロセスにより、湖の端は訪れるたびに少しずつ変わって見えます。