トラジメーノ湖, lake in Umbria, Italy
トラジメーノ湖は、ウンブリア州ペルージャ県にある水域で、州都から西へ約30キロメートルの場所に位置します。水は浅く、ブドウ畑やオリーブ畑で覆われた穏やかな丘に囲まれ、湖面には3つの小さな島が点在しています。
紀元前217年、ハンニバルはこの湖岸でローマ軍を破り、何千人もの兵士が水の中で、または戦闘で命を落としました。何世紀も後、漁師や農民が湖畔の村に定住し、湖の資源で生計を立てました。この湖は長い間、地域間の重要な交易路として機能していました。
イタリア語の「トラジメーノ」という名前は、エトルリア語で「境界の水」を意味する言葉に由来するかもしれません。漁師たちは今でも平底の舟を使い、古くからの伝統に従って網を使い、獲れた魚は村のレストランで新鮮なまま調理されます。
約50キロメートルのサイクリングコースが湖岸を一周し、パッシニャーノ・スル・トラジメーノ、トゥオーロ・スル・トラジメーノ、カスティリオーネ・デル・ラーゴの各町を結んでいます。夏にはフェリーで3つの島に行くことができますが、春と秋は人出が少なくなります。
湖に流れ込む川がないため、水位は季節によって著しく変化し、降水量だけが水位を決めます。渡り鳥がアフリカと北ヨーロッパの間のルートで休息するため、バードウォッチャーはよく春と秋に訪れます。