Cadini group, イタリア、ヴェネト州ドロミティの山群
カディーニ群、別名カディーニ・ディ・ミズリーナは、ヴェネト州ベッルーノ県の東ドロミティに位置する山群で、トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードやクリスタッロ群と境を接しています。細長い岩塔、鋭い尖峰、狭い岩稜が稜線を特徴づけており、深い窪地が山群を北と南の二つのセクションに分けています。
カディーニ群はゼクステン・ドロミティの一部を成しており、この地域は2009年にユネスコ世界遺産に登録されました。山群内の峰への最初の記録された登頂は1896年で、兄弟のジョヴァンニとピエトロ・シオルパエスが岩塔の一つの頂上に到達しました。
「カディーニ」という名前は、岩に刻まれた深いくぼ地や盆地を意味する地元の言葉「チャディン」に由来しており、岩肌に入り込んだ谷の形をよく表しています。グループの北側にある展望スポットは、ギザギザした尖峰がファンタジーの世界を思わせることから、ハイカーたちの間で「モルドールの塔」と呼ばれることがあります。
ミズリーナ湖がこの山群へのハイキングの一般的な出発地点で、クライミング装備がなくても歩ける道が多くあります。センティエロ・アルベルト・ボナコッサのようなより厳しいルートを選ぶ場合は、ケーブルで固定されてはいるものの露出した区間を通るため、高所が苦手な方には不向きです。
カディーニ群を横断するセンティエロ・アルベルト・ボナコッサは、ヘルメットが必要なケーブル固定区間を持つ高山ルートで、複数の山小屋を結んでいます。このルートは、ドロミティの中でも岩塔群の外側を巻くのではなく、その内側を通り抜ける数少ないルートの一つです。