Basilica of Junius Bassus, ローマ、エスクイリーノの丘にある市民バシリカ
ユニウス・バッススのバシリカは、ローマのエスクイリーノの丘にある市民バシリカで、大理石の壁で造られ、複雑な幾何学模様や人物像を生み出すオプス・セクティレ技法で飾られていました。内部には、当時のローマの上流階級の建物に典型的な精巧な職人技が見られます。
このバシリカは、紀元331年にユニウス・バッススの執政官在任中に、ローマの有力者の建物として建設されました。5世紀にはサンタンドレア・カタバルバラ教会に改築され、建物の使用法と意味に大きな変化をもたらしました。
バシリカ内の装飾要素は、古典的な技法と宗教的主題を組み合わせることで、ローマ美術とキリスト教美術の移行を示していました。
1930年の発掘調査で、ディオニュソスをテーマにした古代のモザイクの断片が発見されました。現在はローマの教皇庁立東洋学セミナリオで見ることができます。これらの保存された作品を見ることで、かつて建物を飾っていた本来の装飾を直接目にすることができます。
あるモザイクのパネルには、ヒュラスとニンフたちが描かれていました。これは、この建物における神話の図像の最後の既知の例の一つです。この場面は、宗教的主題がこうした空間を支配する以前に、古典的主題がまだ重要であった移行期を示しています。