ティドネ川, イタリアのエミリア=ロマーニャ州とロンバルディア州を流れる小川
ティドーネ川は、エミリア=ロマーニャ州とロンバルディア州を流れる小川で、山あいの谷を曲がりくねりながら約47キロメートル流れ、ピアチェンツァ近くでポー川に合流します。この水路はトレベッコ湖でせき止められています。トレベッコ湖は、灌漑用の水と発電のために1920年代に建設されたダムによってできたものです。
この小川は、紀元前218年、ハンニバルの軍勢がローマ軍団を破った戦いの場となり、この地域の古代史における重要な転機となりました。その後、1799年にはフランス軍とロシア・オーストリア軍がここで衝突し、ティドーネ渓谷が異なる時代を通じて戦略的に重要であり続けたことを示しています。
ティドーネ渓谷は、ライバル関係にある貴族一族が権力闘争を繰り広げ、孤立した山間のコミュニティに対する支配力を示すために要塞を築いた場所でした。これらの要塞は今日でも見ることができ、地元の支配者たちが何世紀にもわたってこの地域の生活をどのように形作ってきたかを反映しています。
この地域へは、川が険しい山岳地帯を流れ、道路のアクセスも限られているため、近くの町から向かうのが最良です。水路に沿って谷を歩きたい場合は、丈夫な靴を履き、狭い道やでこぼこした地面に備えてください。
ローマの兵士たちは、古代の紛争中に近くの川が赤く濁っても、ティドーネ川の水は澄んだままであったと報告しています。この古代の観察は、おそらく近隣の水路の堆積物のパターンによるものですが、この小川を歴史記録の中で際立たせています。