Roman Amphitheatre of Arezzo, イタリア、アレッツォのローマ円形闘技場
アレッツォのローマ円形闘技場は、トスカーナの街の中心部に位置する、2世紀の野外楕円形競技場です。観客席の段々はほとんど残っていませんが、基礎壁、アーチ型の通路、かつての観客席の下にあった地下回廊の一部は今も見ることができます。
この円形闘技場は、アルレティウムがトスカーナの主要なローマ都市の一つであった時代、2世紀前半のハドリアヌス帝の治世に建設されました。その後の数世紀にわたって、廃墟から石が持ち去られて市内の他の建造物に使われたため、上部の観客席がほとんど残っていない理由が説明できます。
この遺跡のすぐ隣にはサン・ベルナルド修道院があり、現在は市内とその周辺で見つかった遺物を収蔵する考古学博物館が入っています。そこで展示されている陶器、彫刻、日用品は、ローマ時代のアレッツォの姿を具体的に伝えてくれます。
この遺跡はアレッツォの中心部にあり、旧市街から徒歩で簡単にアクセスできます。地面は全体的に不均一なので、特に古い通路の中を歩く場合は、丈夫な靴を履くと快適に訪れることができます。
現存する壁には、斜めのパターンに配置された切り石の四角形が、レンガとトゥファの列と交互に並ぶ建設方法が見られます。これはハドリアヌス時代に典型的な技術で、現存する遺跡でこれほど明確に読み取れることはまれです。壁の断面をよく見ると、そのパターンは基部から上に向かって一貫して繰り返されており、当初の建設における高度な計画性がうかがえます。