Agape Centro Ecumenico, building in Prali, Italy
アガペ・チェントロ・エクメニコは、アルプス山脈の標高約1,600メートルに位置するプラーリという小さな山村にある宗教コミュニティセンターです。敷地には宿泊施設、集会室、屋外礼拝堂、居住スペースがあり、十字形の大きなホールが中央の集いの場となっています。
このセンターは1947年から1951年にかけて建てられ、1951年に開所しました。設計は建築家レオナルド・リッチが手がけ、周囲の環境に溶け込む有機的建築を目指しました。1950年代以降、世界各地から若者が集まる催しが開かれ、1976年からはボランティア奉仕プログラムも提供されています。
「アガペ」という名前は聖書に由来し、神の愛を指します。この概念は礼拝堂の外壁に刻まれた聖書の言葉によって視覚的に強調されています。この参照は、訪問者がこの場所を異なる信仰間の対話とコミュニティの絆に捧げられた空間として理解するのに役立ちます。
客室へは長く急な階段でアクセスします。この設計は、訪問者が共有スペースで集まり交流することを促すためです。敷地は起伏があり、すべてのエリアを回るにはある程度の体力が必要です。
礼拝堂は建築物のない空間に囲まれた屋外にあり、神聖な領域と日常の領域の間に明確な境界はありません。この異例の設計は、精神的なものは人間の世界から切り離されるべきではないという思想を反映しています。