Palazzo Corner Mocenigo, イタリア、ヴェネツィアのサン・ポーロにあるルネサンス様式の宮殿
パラッツォ・コルネル・モチェニーゴは、3つのメザニン階を持つ3部構成のファサードと、優雅な垂直構成を生み出す薄いレンガの壁を特徴とするルネサンス様式の宮殿です。正面には、大きな水門の上にイオニア式とコリント式の柱があり、副玄関は近くの広場に面しています。
ミケーレ・サンミケーリは、16世紀にこの宮殿を、ルネサンスの原則をヴェネツィアの家庭建築に応用したショーケースとして設計しました。この建物は後に政府のオフィススペースとなり、元の構造を保ちながら現代の行政ニーズに適応しました。
この宮殿は、ベネチア社会におけるコルネル家の重要性を反映しており、その富によってこのような洗練されたデザインを依頼することができました。この建物は、ルネサンス期に商人の家族が都市の建築的アイデンティティをどのように形作ったかを思い出させるものです。
この宮殿には、運河と隣接する広場との二重の関係を反映した2つの異なる入口があり、複数の角度から眺めることができます。主ファサードは、水辺側または近くの広場から全体の構成を見渡せる場所から鑑賞するのが最適です。
この宮殿は、壁に非常に薄いレンガを使用しています。これは、当時のヴェネツィアで一般的だった厚いレンガの工法ではなく、サンミケーリが選んだローマの建築技術です。この工学的選択は、伝統的な環境で型にはまらない建設方法を試みる建築家の意欲を示しています。