San Zeno che ride, イタリア、ヴェローナのサン・ゼーノ聖堂にある大理石像
サン・ゼーノ・ケ・リーデは、ヴェローナのサン・ゼーノ聖堂にある大理石像で、聖人がライオンの頭で飾られた肘掛け付きの椅子に座っている姿を表しています。この彫刻は、ヴェローナの赤大理石とギリシャ大理石の部品を組み合わせており、13世紀の作品とされています。背面が未完成であることから、元々は高い位置に設置されていたと考えられています。
この像は13世紀に制作され、362年から380年までヴェローナの第8代司教を務めた聖ゼーノを表しています。この司教は古代末期に生きましたが、彼の彫刻による肖像が大理石の作品として実現したのは、彼の存命から900年以上後のことでした。
この像は、聖ゼーノを穏やかな表情で、右手を祝福の形に挙げた姿で表しており、伝統的なキリスト教美術とは一線を画しています。この表現豊かな姿は、同時代の同様の作品よりも親しみやすく、形式的でない印象を与えます。
この像は聖堂の左側の小さな後陣にあり、中に入れば簡単に見つけられます。座った姿勢と肘掛けの細部をじっくり観察して、この中世の作品を十分に味わってください。
この彫刻は2種類の大理石を組み合わせており、地元の赤い石が主な構造を形成し、特定の細部にはギリシャ大理石が使用されています。この珍しい素材の組み合わせは当時としては珍しく、この作品の制作に注がれた努力を示しています。