Saint Zeno church, イタリア、ナトゥルノのカトリック教区教会
聖ゼノ教会は、北イタリアのナトゥルノ中心部近くにあるカトリックの礼拝所です。石の壁、勾配屋根、玉ねぎ形の頂部を持つ高い鐘楼が、周囲の山の景観に調和する落ち着いた存在感を建物に与えています。
9世紀のカロリング朝時代にはすでに最初の教会がここにあり、そのフレスコ画や古い窓の痕跡が聖具室と鐘楼の基部に残っています。13世紀初頭、同じ場所にロマネスク様式の教会が建てられ、現在の左側の身廊の位置にあり、すでに塔を組み込んでいました。1474〜1475年の大規模な改築で二つの身廊と後期ゴシック様式の姿になり、1760年には聖歌隊席がバロック様式で再建されました。
この教会は聖ゼノに捧げられ、後期ゴシック様式の二廊式平面が行列や礼拝の動線を形づくっています。外壁には16世紀のフレスコ画の断片といくつかの墓板が残り、入口や窓の大理石の枠はラーザの採石場から運ばれたものです。
正面は通りに面し、小さな庇の下に尖頭アーチの入口があります。南側の壁には同じく尖頭アーチの枠を持つ副入口があります。鐘楼は北側にあり、時計と玉ねぎ形の屋根で頂部を飾っています。入口や窓の枠はラーザ採石場の大理石製です。
厚い壁は古い窓や構造の痕跡を隠しており、閉じられた開口部や石の不均一な線として見えます。外壁に取り付けられた小さな記念板は、地元の家族やここで奉仕した初期の司祭を偲んでいます。