札幌市時計台, 札幌中心部にある木造の時計台、日本
この2階建ての木造建築は、4方向すべてに時計盤が設置され、高さは約18メートルあります。アメリカのバルーン工法が採用され、木造軸組の上に白い下見板張りが施されています。内部には1階に展示ギャラリー、2階に集会ホールがあり、当時の間取りと機能が保存されています。屋根の上には細い鐘楼がそびえ、時計機構と1時ごとに時を告げる青銅の鐘が納められています。
1878年に札幌農学校の軍事訓練施設として建設されたこの建物は、当初は訓練と学術集会の両方に使用されていました。3年後、ボストンのハワード時計会社が計時装置を送り届けて設置し、この建物を国際的な交易ネットワークと結び付けました。この建物は20世紀を通じて何度かの地震や戦時中も耐え抜きました。1970年代の大規模な修復工事によって構造的な完全性が確保され、1970年に国の重要文化財に指定されました。
この建物は1世紀以上にわたり市民のランドマークとして機能し、札幌が辺境の前哨地から大都市へと変貌する様子を見守ってきました。地元の人々は何世代にもわたり、待ち合わせ場所や時刻の基準として利用してきました。現在では、住民や学校グループが明治時代の北海道の開拓と発展について、資料や当時の遺物を通して学ぶ教育スペースとして機能しています。
開館時間は毎日午前8時45分から午後5時までで、1月の最初の3日間のみ休館します。入館料は大人200円で、学生と高齢者は割引があります。札幌駅から徒歩10分で、大通駅または西11丁目駅からもアクセスできます。館内での写真撮影は可能です。1階の小さな売店では、歴史的なレプリカや地元の工芸品を販売しています。車椅子でのアクセスは、入口横から利用できます。
オリジナルのハワード製時計は1881年から毎時間時を打ち続けており、アジアで最も古くから稼働し続けているアメリカ製の塔時計の一つです。歯車機構は、訓練されたスタッフが代々受け継がれてきた技術を使って、週に2回手動で巻き上げる必要があります。第二次世界大戦中、当局は戦時生産のための供出を避けるために青銅の鐘を一時的に地中に埋め、1945年の終戦後に再設置しました。