信貴山縁起, 奈良国立博物館所蔵の国宝絵巻
信貴山縁起絵巻は、奈良国立博物館に所蔵されている国宝の絵巻で、全長35メートル以上に及ぶ3巻の紙本から成り立っています。各巻は水彩画と書のテキストを組み合わせ、仏教僧の生涯の場面を描いています。
絵巻は12世紀後半、平安時代に制作されました。9世紀に奈良近くの信貴山に住んだ僧侶命蓮に帰せられる奇跡を語っています。
各巻には、僧侶命蓮の生涯の奇跡物語を説明する独自のタイトルが付けられています。生き生きとした屋外の場面と動きの描写は、歴史上の出来事に関する物語にしばしば使われる伝統的な男絵様式に従っています。
原本は奈良国立博物館に所蔵されており、訪問者は平安時代の建築の細部や日常生活の場面を鑑賞できます。絵巻は通常、傷みやすい紙と色彩を保護するため、温度管理されたケースに展示されています。
最初の巻では、空中に浮かぶ穀倉が描かれ、2番目には醍醐天皇の治癒が示されています。3番目は、兄弟を見つけるために日本中を旅した妹の長年にわたる探索を語っています。